栃木の世界遺産 日光の社寺

鬼怒川温泉(きぬがわおんせん)

箱根と並ぶ関東を代表する温泉。
東京の奥座敷として近くにある川治温泉とともににぎわっている。
かつて、”滝温泉”とも称されていたが、日光の僧侶や一部の参拝者のみが入ることが許されていた。
”傷は川治温泉、やけどは滝温泉”と並び称せられるほどの名湯。
明治になって一般に開放され、新たに”藤原温泉”が発見されたことなどから温泉街としてにぎわっていった。
昭和に入り、”滝”、”藤原”両温泉をまとめて”鬼怒川温泉”と呼ぶようになった。
泉質はアルカリ性単純泉と単純泉。

川治温泉(かわじおんせん)

川治温泉は、江戸時代後期、氾濫した男鹿川で偶然発見されたことにはじまるといわれている。
近くには会津西街道が通っており、湯治場のある宿場町としてにぎわった。
温泉は、鬼怒川と男鹿川が出合うあたりにあり、”岩風呂”の名で親しまれている共同浴場”薬師の湯”が人気。
また、子宝、安産、縁結びにご利益のある女性の陰部の形をした霊石が、温泉街には祀られている。
泉質はアルカリ性単純泉。

塩原温泉郷

大網温泉、福渡温泉、塩釜温泉、塩の湯温泉、畑下温泉、門前温泉、古街温泉、中塩原温泉、上塩原温泉、新湯温泉、元湯温泉を総称して”塩原温泉郷”と呼ぶ。
古くから文人墨客に愛されてきた。
尾崎紅葉は、ここで金色夜叉を執筆し、田山花袋は11ある温泉群を総称して”温泉郷”と表記した。
このときに、はじめて”温泉郷”が使われたといわれている。
泉質は、11の温泉でさまざま。

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